Ryusei Inomata
神は細部に宿る。

※ポムデポポタンの製作方法や職人による唯一無二の縫い方は秘密情報のため、公開しておりません。
動画内の手縫いは従来の縫い方です。
ルーツ
ROOTS
フィジーク選手としてプロを目指し、日々トレーニングに励んでいた。
全日本大会への出場を果たし、これからという時に、勤め先での事故により左手に怪我を負い、プロの道を断念せざるを得なかった。
リハビリ生活中、怪我をした手に負担がかからないよう、趣味だった革工芸を自分のペースで続けていた。
事故から一年も経たないうちに、大好きな祖父が他界した。
あの世で不自由しないようにと、祖父のために副葬品として手作りの革財布を製作し、棺に入れた。
その革財布が初めてのオリジナル作品となり、これを機に革工芸に深く傾倒し、糸や手縫いの研究を始めた。
パートナーに革製の手作りのがま口を贈ったことをきっかけに、がま口の魅力に惹かれ、極めたいという情熱が芽生えた。
「どこにもない、唯一無二のがま口を作りたい」
その思いを形にするため、時間の許す限り製図に没頭し、200回以上の試作を重ね、機能性・見た目・耐久性を兼ね備えた新しいがま口「 ポムデポポタン 」を発明した。
タイムライン
Timeline

手撚り糸
hand twisted yarn
糸は世界中から厳選したものを、自らの手で一から撚っています。下撚りは2000回転以上にも上ります。
一から撚ることによって撚りが細かくなるため、面で接することが減り摩擦に強く、耐久性が上がります。また、唯一無二の縫い方を生み出し、その技術とこだわりの糸が融合することで、仕上がりが格段に良くなり、美しい縫い目になります。
サステナビリティ
sustainability
安価な素材であっても見た目が良いものが増えていますが、その中には長持ちしないものも多く、短い期間で買い替えていくと地球環境への負荷がかかります。
革製品は丈夫で長持ちであり、長い目で見ると地球に優しく、とてもエコな素材です。
革は素材として非常に優秀ですが、乳牛や食用としている動物から出る皮を活用して作られていることから、動物の貴重な命の副産物として革が存在することを大事にしていかなければなりません。